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売買に関する紛争 - (2)瑕疵・その他 - 土地瑕疵 該当件数 73件

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No. 判決日 裁判所名 概要 RETIO
1 H28.4.28 東京地裁 物流施設用地として売買された工場跡地の土地において、引渡し後に敷地内から石綿を含むスレート片が発見されたことから、買主が、売主に対してその撤去・処分費用と工事遅延に伴う追加費用等の支払いを求めた事案において、売買契約書の定めに従い買主の請求の一部が認容された事例
RETIO 104-140
2 H28.1.21 東京地裁 売主業者から中古戸建住宅を購入する際に、重要事項説明書において実際には2m幅員の接面道路を幅員4mとの説明を受けた買主が、建物再建築において建築基準法43条1項但書による許可が必要であったことは隠れた瑕疵にあたるとして売買契約の解除と解除に伴う損害賠償の支払いを求めた事案において、重要事項説明書記載の幅員は、別案件の書類を上書きして作成した際に必要な訂正がされなかったために記載を誤ったもので、不動産業者として極めて大きな不手際で落ち度と言わざるを得ないが、契約前に必要な説明はされているとして、買主の請求を棄却した 事例。
RETIO 105-092
3 H27.12.25 東京地裁 戸建住宅の買主が、売主不動産業者および媒介業者に対し、近くに高圧送電線が存在し、購入物件がその振れ幅に一部掛かることの説明がされなかったとして、瑕疵担保責任、説明義務違反等に基づき、主位的に契約解除を、予備的に損害賠償等を求めた事案において、契約解除は認められなかったが、説明義務違反について慰謝料の請求が認められた事例
RETIO 106-110
4 H27.11.27 名古屋高裁 開発道路等の陥没事故により、土地の一部が崩れ建物に居住できなくなったとした買主が、開発を許可し道路を管理する市に対して国家賠償法に基づき、土地の分譲業者に対して当該地域が磨き砂採掘跡地である旨の説明義務違反により、損害賠償等を請求した事案の控訴審において、市は本件陥没事故発生の予見、回避をし得なかったとして、一審判決を変更して市の損害賠償責任を否定し、分譲業者に対する損害賠償請求については賠償額を減額変更して認容した事例
RETIO 101-102
5 H27.6.18 東京地裁 売買土地に土壌汚染が確認された買主調査には信憑性がないとした売主の留保金支払請求を棄却し、買主の汚染除去費用等の請求を認めた事例。
RETIO 102-114
6 H27.3.10 東京地裁 分譲マンション用地として購入した土地に土壌汚染等を発見したとして、買主がその撤去費用等の支払いを売主に求めたのに対し、売主は買主選定の調査会社に土壌調査を依頼し、その結果に基づき対処した上で本件土地の引渡しをしており、売主には調査会社の選定、調査方法、範囲の決定について過失はないとしてこれを拒んだ事案において、売主・買主間の売買契約に、本件土地に土壌汚染等の隠れた瑕疵の存在が判明した場合、所有権移転後であっても売主負担とする定めがあるとして、買主請求を認容した事例
RETIO 101-100
7 H27.1.15 東京地裁 買主である宅建業者が、土地購入の決済後に隣地への擁壁越境が判明し、その解消を隣地所有者から要望され、擁壁の撤去・築造工事の費用負担は、隠れたる瑕疵により生じたものとし、その費用の請求を求めた事案において、売主である宅建業者に対して越境は、隠れた瑕疵にあたると認められたものの、擁壁の撤去・築造は過剰な対応であるとして買主の請求は棄却された事例
RETIO 100-122
8 H26.10.31 東京地裁 東日本大震災により液状化被害を受けた分譲住宅の買主らが分譲会社に対して、分譲地の地盤改良工事を行わなかった義務違反、危険があることの説明義務違反による不法行為責任等に基づく損害賠償を求めた事案において、分譲会社は当時の技術的知見に基づく液状化対策実施していたなどとして、買主らの請求を棄却した事例
RETIO 99-74
9 H26.10.30 名古屋高裁 敷地の地盤沈下により建物が傾斜した戸建住宅の購入者が、売主に対して、主位的に瑕疵担保による原状回復請求権に基づく契約解除を求め、予備的に瑕疵担保又は不法行為に基づく損害賠償を求めた控訴審において、売主業者の不法行為を認め、購入者の請求の一部が容認された事例
RETIO 97-092
10 H26.10.8 東京地裁 分譲住宅を購入した者等が、売主業者が地盤改良工事を行わなかったために東日本大震災による液状化で被害を被ったとして、売主業者が地盤改良工事を実施しなかったことが不法行為にあたる、又は瑕疵担保責任があるとし、また、地震による液状化により建物が傾く危険があることなどを説明する義務を怠ったとして、損害賠償を求めた事案において、売主業者の地盤改良工事実施義務を否定し、瑕疵担保責任における瑕疵があるとはいえないとして請求を棄却した事例
RETIO 97-094
11 H26.7.9 東京地裁 借地権付建物を売主らから購入した買主が、売主らとの間で、借地権の対象となっている土地に地中障害物が発見された場合には売主らの責任で撤去するとの合意をしたところ、地中障害物が発見されたにもかかわらず売主らがこれを撤去しないため、買主において撤去工事を行ったと主張し、売主らに対し、債務不履行に基づく損害賠償を請求した事案において、売主らは合意書に基づき、撤去費用に限り負担義務を負うものと認められるとし、買主の請求を一部認容した事例
RETIO 98-118
12 H26.4.15 東京地裁 中古住宅の買主が、媒介業者は、土地が液状化危険度マップにおいて地震が発生した際に液状化の危険性が極めて高いことを説明していないとして、媒介契約の解除と支払済の手数料の返還等を求め、売主に対しては、支払済の手付金の返還等を求めた事案において、本件マップの客観的正確性には限界があり、本件土地に地盤沈下の危険性があるわけではないなどとして説明義務違反を否認した事例
RETIO 97-102
13 H26.3.11 東京地裁 土地区画整理事業地内の土地を敷地とするマンションの買主等が、同事業における賦課金を課されたため、分譲業者に対し瑕疵担保責任又は説明義務違反の不法行為責任による損害賠償を求めた事案において、分譲時に賦課金が課される可能性が具体性を帯びていたといえないことから、瑕疵担保責任・不法行為責任いずれとも理由がないとして、請求が棄却された事例
RETIO 104-144
14 H26.3.6 津地裁 道路陥没事故により所有建物に居住できなくなった原告が、開発許可をするなどした被告市及び本件土地の宅地造成を行い原告に売却した被告売主業者に対し、損害賠償を求めた事案において、被告市は、本件道路の安全確認が不十分なまま漫然と開発許可手続等をしており、通常有すべき安全性を欠いた本件道路の管理について瑕疵があったと認められるとして、陥没を予見できなかったとする被告市の主張を退けた上、被告売主業者には宅地建物取引業者として本件開発許可条件の内容についての説明義務違反が認められるとして、請求を一部認容した事例
RETIO 97-096
15 H25.11.28 東京地裁 土地付建売住宅を購入した買主が、購入土地の東側隣接地より越境されたコンクリート構築物が購入後自由に処分できると不実の説明をされたこと及び購入土地の地盤が軟弱であった事実を故意に告げられなかったとして、売主に対し、消費者契約法4条に基づく契約取消、錯誤無効又は詐欺取消、瑕疵担保責任に基づく契約解除を理由に原状回復費用の請求及び説明義務違反に基づく損害賠償(弁護士費用含む)の支払を求めた事案において、買主の請求のうちコンクリート構築物の説明義務違反に基づく損害賠償請求の一部が認容された事例
RETIO 96-106
16 H25.11.21 東京地裁 引渡し後に地中から発見された土壌汚染及び地中杭について、買主の瑕疵担保請求が認められた事例
RETIO 102-112
17 H25.7.12 大阪高裁 買い受けた土地に、大量の産業廃棄物が埋められ、土壌の一部が鉛で汚染されていたことが、売買契約の隠れたる瑕疵に当たるなどとして、買主の地位を承継した法人が、売主である市に対して、売買契約の付随義務としての説明義務違反又は不法行為に基づき、損害賠償を求めた事案の控訴審において、原審を変更し、売主の不法行為責任を認め、買主の請求を一部認容した事例
RETIO 95-060
18 H25.5.28 東京地裁 購入直後に、購入した土地をマンション分譲業者に転売した購入者が、転売先に購入した土地の地中障害物及び土壌汚染の対策費を支払ったことを損失として、費用相当分を売主に対し損害賠償請求したが、除斥期間が経過していることを理由に請求が棄却された事例
RETIO 93-144
19 H25.4.26 名古屋地裁 不動産業者から土地を購入した買主が、当該土地の地下0.5mの位置で地下水が湧出していることが、土地の瑕疵にあたるとして、売主不動産業者に損害賠償を求めた事案において、本件湧水により、基礎工事の工法が制限される上、透水管の設置を要する等、本件土地は通常備えるべき性能を有しているとは言えないとして、本件湧水を瑕疵と認定し、買主の請求の一部を認容した事例
RETIO 94-076
20 H25.3.28 東京地裁 国から所有地の売払を受け,同土地上に建物を建築し分譲した不動産会社から,同土地建物を購入した買主が,購入後約10年経った時点で,同土地の地中に雨水用排水管が埋設されていることをA市から知らされ,同管破損による敷地陥没が原因で建物が倒壊する危険があり,又建替時に地階を設ける障害となるとして,売主に対し,瑕疵担保責任,債務不履行,不法行為,錯誤無効を主張し,損害賠償又は不当利得返還を求めた事案において、当該雨水用排水管の存在は土地の瑕疵と認められるが、既に売買契約に規定された瑕疵担保責任の期間は経過しており瑕疵担保責任は問えず、債務不履行、不法行為、錯誤理由にも当たらないとして請求を棄却した事例
RETIO 92-116
21 H25.3.22 最高裁 土地区画整理事業の施行地区内の土地を売主らから売買により取得した買主らが、売買後に土地区画整理組合から賦課金を課されたため損害を被ったと主張して、売主らに対し、瑕疵担保責任に基づく賦課金相当額の損害賠償等を求めた事案において、各売買の当時、保留地の分譲はまだ開始されておらず、賦課金を課される可能性は一般的・抽象的なものにとどまっていたことは明らかであり、買主らが賦課金を課される可能性が存在していたことをもって、各土地が各売買において予定されていた品質・性能を欠いていたということはできず、各土地に民法570条にいう瑕疵があるということはできないとした事例
RETIO 90-130
22 H25.3.22 東京地裁 中古住宅を購入した買主が、引渡し後まもなく地盤が不安定であり建物に傾きやひび割れ等が生じているとして、売主及び媒介業者に対し調査説明義務違反による不法行為ないし債務不履行による損害賠償請求、また、売主に対し、売買契約の錯誤無効を理由とする既払売買代金の不当利得返還請求、予備的に売主に対し、瑕疵担保責任に基づく損害賠償請求を行った事案において、本件傾き等を瑕疵としたが、その程度は建替えを要するほどのものではないとして錯誤による無効は認めず、売主及び媒介業者の信義則上の調査説明義務違反を認め、請求額の一部を認容した事例
RETIO 92-114
23 H25.2.5 東京地裁 土地の買主が、売主に対して瑕疵担保責任に基づく売買契約の解除を主張し、原状回復として売買代金等の返還、損害賠償として諸費用相当額の支払いを求めた事案において、本件土地にはガケ条例により規制を受けるという瑕疵が認められるが、契約をした目的を達することができないとまでは認められないとして棄却された事例
RETIO 92-120
24 H25.1.31 東京地裁 中古住宅とその敷地を購入した買主が、敷地の擁壁の耐久性が欠けていた上、囲障であるブロック塀が隣地に越境している等の瑕疵があったとして、売主及び仲介業者に対して、損害賠償を求めた事案において、売主の瑕疵担保責任及び仲介業者の債務不履行責任を認め、買主の請求の一部を認容した事例
RETIO 91-066
25 H24.12.13 東京地裁 マンション建築目的で購入した土地建物において、北西側建物基礎の越境及び鉛による土壌汚染及び地中物の存在が判明し、買主が売主に対し、売買契約及び瑕疵担保責任による損害賠償を求めた事案において、その請求の一部が認容された事例
RETIO 91-070
26 H24.9.27 東京地裁 石綿紡績品の製造工場であった売買対象地から、引渡し完了より4年経過後、大気汚染防止法の基準値を超えない石綿が検出されたところ、売主につき破産手続開始決定がされたことから、買主が瑕疵担保責任に基づく損害賠償請求権につき債権届出をしたが、破産管財人が異議を述べたため、破産債権の確定を求めた事案において、売買契約当時法令上の規制がなく、含有されていた石綿が人の健康に係る被害を生ずるおそれがある限度を超えて含まれていたとも認められないなどとし、瑕疵を否定し、請求を棄却した事例
RETIO 89-080
27 H24.9.25 東京地裁 土壌汚染対策法ほか関係法令に基づく調査方法では発見されなかった六価クロムによる地下水汚染について、売主は瑕疵担保責任を含め一切の責任を負わないとする免責特約の適用が争われた事案において、本件汚染を認識していなかったことについて、売主に悪意と同視すべき重大な過失があったとは認められない等として、買主の請求を棄却した事例
RETIO 89-078
28 H24.8.9 東京地裁 建物及びその敷地を約45年間賃借していた者が、建物及びその敷地を賃貸人から購入し、購入から約8年後に建物の建替えをしようとしたところ、建物にアスベストが使用されていたことが判明し、土地に基準を超える濃度のヒ素が存在したとして、売主には、建物のアスベストの存在及び土地のヒ素の現況を調査し、事前に撤去するか買主に説明する義務があったとして、売主に対し、不法行為に基づき、除去費用の一部及び遅延損害金の支払を求めた事案において、いずれも棄却された事例
RETIO 89-074
29 H24.5.31 東京地裁 媒介業者の仲介により売主業者から土地を購入した買主が、がけ条例の適用の調査・説明を怠ったとして両業者に不法行為による損害賠償を、また軟弱地盤であったとして売主業者に瑕疵担保責任に基づく損害賠償を求めた事案において、いずれの損害賠償も一部が認容された事例
RETIO 89-070
30 H24.4.18 東京地裁 土地を分筆した上、登記を完了して境界設置を行った売主が、買主は売買代金残金を支払わないために、契約を解除したとして違約金及び遅延損害金を求め(本訴)、買主が売主に対し、本件土地は液状化現象が生じ、境界も変動したとして、液状化現象に対する地盤改良工事を行うこと及び適切な測量を行い隣地との境界を明示することを催告したのに義務を履行しないとして、違約金、既払済みの手付金の返還及び遅延損害金を求めた(反訴)事案において、本件土地は液状化現象により地層の硬さに変化が生じ、面積も変化し、境界も定まらない状態であるから、売買契約書中の「本物件が毀損したとき」にあたり、また「本物件の毀損により契約の目的が達せられないとき」にもあたるといえ、契約解除されたものというべきであるとして、本訴、反訴いずれも棄却した事例
RETIO 88-104
31 H24.1.16 東京地裁 被告は、土壌汚染が見つかったことについて、原告(市)が廃棄物を同土地に搬入して埋め立てたことが原因であり、原告に対し、不作為の不法行為を理由として、公害等調整委員会に責任裁定の申請をしたところ、同委員会は、原告に対し、損害賠償を被告に支払うように命ずる旨の裁定をした。本案件は、原告が、被告に対し、同裁定に関し、本件土地にかかる国家賠償法上の損害賠償債務が存在しないことの確認を求め、被告が反訴で損害賠償を求めた結果、原告の訴えが却下され、被告の請求も棄却された事例
RETIO 87-088
32 H23.9.15 東京地裁 土地建物を売却した売主が、買主に代金債務の履行遅滞があるとして、違約金の支払いを求め、買主が、売主は土地の土壌汚染処理工事をして引き渡す義務に違反したとして既払金の返還を求めて反訴した事案において、代金決済時までに売主が当該工事を実施しなかったことは義務違反にはならないとして、売主の請求を一部認め、買主の反訴を棄却した事例
RETIO 87-090
33 H23.5.31 岡山地裁 売主業者との間で土地売買契約及び建物請負契約を締結した買主が、当該土地に土壌汚染があったとして損害賠償を求めた事案において、売主が当該土地を販売したことが不法行為にあたることはないが、売主は、安全性、快適性に関する情報の説明義務を怠ったといえるから、同義務違反の不法行為該当性が認められるとして、売買及び工事代金の5割相当の損害が認められた事例
RETIO 84-106
34 H23.1.27 東京地裁 買主が、購入した土地に大量の油分が含まれていたとして主張して、売主に対して、瑕疵担保責任に基づく損害賠償として、油分の処理費用相当額の支払いを求めた事案において、当該土地には区が定めた指導基準を上回る油分が存在していたので瑕疵と認められるが、買主はこのことについて悪意または有過失であったとして、買主の請求が棄却された事例
RETIO 85-084
35 H23.1.20 東京地裁 マンション素地を購入した宅建業者が、土壌汚染があったとして瑕疵担保責任に基づき、引渡後10ヶ月後に、売主宅建業者に損害賠償請求をしたところ、商法526条の適用は、当事者間で締結した特約により排除されていたとして、買主の請求が一部認容された事例
RETIO 83-136
36 H23.1.20 東京地裁 土地の買主が、大量の埋設物があったとして損害賠償を求めた事案において、売主の亡父が賃貸していた第三者によって、埋設物は埋められたと推認され、広範囲に、かつ、かなりの深さで大量に埋められていることに照らせば、隣接地の自宅に居住していた亡父や売主は埋設の工事を認識していたと認められるから、埋設物の存在を告知せずに売却した行為は不法行為を構成する等として、買主の請求が認容された事例
RETIO 85-082
37 H22.11.29 東京地裁 戦時中に旧日本軍が造った地下壕が崩れ、住宅が住めなくなった等として、住宅の所有者が国に対し家の修理費等を請求した事案において、国の責任を認め、原告住民らの請求が一部認容された事例
RETIO 85-114
38 H22.8.30 東京地裁 地中に放置された基礎は説明と異なる、埋戻し部分は転圧が十分でなく軟弱地盤であるなどとして、売主に瑕疵担保責任に基づく損害賠償を請求するとともに、代理業者に説明義務違反に基づく損害賠償の請求を求めた事案において、基礎杭の残置は明らかにされており、埋戻し部分の支持力にも問題ないとして瑕疵の存在を否定し、代理業者の説明義務違反も否定した事例
RETIO 82-166
39 H22.6.1 最高裁 売買契約の目的物である土地の土壌に、売買契約締結後に法令に基づく規制の対象となったふっ素が基準値を超えて含まれていたことから、このことが民法570条の瑕疵担保にあたると主張して、瑕疵担保による損害賠償を求めた事案において、瑕疵が認められないとした事例
(控訴審 H20.9.25 東京高裁 RETIO74-126)

RETIO 80-136
40 H22.4.8 東京地裁 宅建業者から購入した建売住宅の地中にコンクリート製の構造物が埋設されているとして、買主が売主に対し、主位的には瑕疵担保責任に基づき、予備的に説明義務違反に基づき損害賠償請求した事案について、構造物の埋設により居住用建物の敷地としての一般的な利用が大きく妨げられているとはいえず、増改築や建替えの必要性は、直ちに現実化することのない不確定なものであるから、瑕疵にもあたらないとし、売主が積極的に調査探知すべき義務を負っていたともいえないとして、買主の請求を全部棄却した事例
RETIO 83-138
41 H22.1.22 仙台高裁 マンション建築目的で買い受けた原告(X)が、被告(Y)に対し、本件土地には土壌汚染対策法等に定める基準を超える砒素が存在したため、本件マンションを建築するに当たって土壌汚染の処分等に過分の費用を要したとして、瑕疵担保責任により、損害賠償金等を求めた事案において、本件土地において基準値を超える砒素等が存在することは専ら自然的原因によるものであるとしても、瑕疵があるとされた事例
RETIO 81-080
42 H22.1.20 名古屋高裁 売主から本件土地を購入した買主らが、本件土地の地盤が軟弱で、建物建築に適さず、地盤改良工事が必要であったとして、本件地盤の軟弱性等に関する説明義務違反又は瑕疵担保責任に基づき、売主に対し、土地改良工事費用及び遅延損害金を請求した事案につき、地盤が軟弱であって、土地の隠れた瑕疵に当たるとして、請求の全部を認容した事例
RETIO 80-134
43 H21.3.19 東京地裁 買主が、売主との間で土地建物の売買契約を締結したところ、土地の土壌が油分で汚染されており、また、同土地に予定外の埋設物が存在していたため、瑕疵担保責任に基づいて損害賠償を請求した事案において、汚染された土壌の処理等にかかった費用について損害賠償を認容した事例
RETIO 79-092
44 H21.3.6 東京地裁 不動産業者間で土地建物売買を行い、買主が土壌調査を行ったところ鉛によって汚染されていることが判明し、隠れた瑕疵に該当するとして売主に損害賠償を求めたが、売主から、引渡し後6か月を経過しており、商人である買主は商法526条により瑕疵担保の請求をすることができないとして請求を拒否された事案において、商法526条は不動産取引にも適用され、同条3項は売主の悪意を定めたもので売主に重過失があることを含めていない、また、宅地建物取引業法40条は瑕疵担保責任の特約がない場合には適用されないとして、買主の請求を棄却した事例
RETIO 77-130
45 H21.2.6 東京地裁 宅建業者が、宅地として土地を買い受けて転売したところ、地中に井戸が存在することが判明し、経済的損害を被ったとして、瑕疵担保責任に基づき損害賠償を請求した事案において、一般人を基準とした場合はもとより、宅建業者を基準としても予見することは困難であり、井戸の存在は売買契約締結当時隠れた瑕疵に当たるとして、損害賠償請求の一部が認められた事例
RETIO 76-068
46 H20.11.19 東京地裁 原告が、被告らに対し、購入した土地から環境基準値を超えるヒ素が検出されたと主張して、瑕疵担保責任等に基づく損害賠償を請求した事案において、瑕疵担保責任期間制限条項が有効で期間が経過しているとして、被告は瑕疵担保責任を負わないとしたが、他方で、被告は土地に環境基準値を上回るヒ素が含まれていることを事前に知っていたのであるから、信義則上、土地の汚染浄化義務を負うとして、請求の一部を認容した事例
RETIO 85-080
47 H20.9.25 東京高裁 売買契約の目的物である土地の土壌中にふっ素が含まれていたところ、売買契約当時は、取引観念上もその有害性が認識されていなかったが、その後、その有害性が認識されるに至った場合に瑕疵が認められた事例
(上告審 H22.6.1 最高裁 破棄自判 RETIO80-136)

RETIO 74-126
48 H20.9.24 東京地裁 土地売買において多量の廃棄物による土壌汚染が判明したため、瑕疵担保特約に基づき契約を解除し、売買代金相当の金員の支払いを求めた事案において、地中の廃棄物の存在は目的物の瑕疵とまではいえないものの、廃棄物処理に要する費用の高額化については、土地の実質的価値と売買代金の等価性を損なうものであり、民法570条の隠れたる瑕疵に当たるとして請求の一部を認容した事例
RETIO 76-072
49 H20.7.8 東京地裁 工場跡地について、買主が売主に使用薬品等を問合せ土壌調査したところ、土壌汚染は確認されず売買契約を行ったが、4年後に地下水から環境基準を超える砒素と地中のPCB含有汚泥、地中埋設物が発見され、買主が売主に瑕疵担保責任に基づく除去費用等の損害賠償と説明義務違反に基づく損害賠償を請求した事案において、環境基準値を超える汚染がある場合には、汚染拡散防止等の措置をとる必要があるから土地の瑕疵に該当するとして調査、対策費用の損害を認め、請求を一部認容した事例
RETIO 74-130
50 H19.10.18 京都地裁 排水路に隣接する土地上に建設された分譲住宅の購入者が、建物にひび割れ、傾き等の損傷が生じたのは、業者が必要な軟弱地盤対策を怠り、市が不適切な排水路工事を行ったためであるとして、業者と市に対し、損害賠償を求めた事案において、業者の地盤改良義務違反の過失と市の適切な工法選択義務違反の過失を認め、業者と市に共同不法行為が成立するとされた事例
RETIO 69-064
51 H19.7.23 東京地裁 購入した土地について調査をしたところ、地中に建築廃材等大量の廃棄物が埋設されていることが判明したため、売主に対し土地の瑕疵として瑕疵担保責任に基づく損害賠償を請求し、容認された事例
RETIO 71-098
52 H19.3.26 東京地裁 宅建業者らの媒介によって土地を購入したところ、地中障害物が発見されたことに関し、説明義務違反等に基づき地中障害物の撤去費用等の損害賠償を求めた事案において、業者らの注意義務違反があるとはいえないなどとして、買主の請求を棄却した事例
RETIO 75-078
53 H18.9.5 東京地裁 売主に土壌汚染の認識がなくとも、土壌汚染を発生せしめる蓋然性のある方法で土地の利用をしていた場合には、売主は、買主に対し、土壌汚染の調査を行うべきかについて適切な判断ができるよう土地の来歴や従前からの使用方法について説明すべき信義則上の付随義務があるとし、その義務違反による損害賠償責任があるとされた事例
RETIO 70-086
54 H17.8.26 名古屋地裁 市から購入した土地に陶器の破片等の廃棄物が大量に埋められていたことから、市に対して瑕疵担保責任に基づく損害賠償を求めた事案において、陶磁器の生産地としての地域性に照らしても一般的性状とは認められず、売買契約当時において廃棄物の存在はアスファルト等に隠されて容易に認識できなかったことから、土地売買の目的物の隠れた瑕疵に当たるとし、買主の市に対する損害賠償請求が認容された事例
RETIO 65-078
55 H17.4.22 札幌地裁 住宅用地として売買契約が締結されたが、地中にガソリンスタンドの埋設基礎等の障害物が存在した土地について売主の瑕疵担保責任が争われた事案において、隠れた瑕疵が認められたほか、売主が主張した瑕疵担保責任免除特約は売主に埋設物の認識があったことから否定され、瑕疵による損害として障害物の撤去費用相当額の損害が認められた事例
RETIO 65-070
56 H16.10.28 東京地裁 分譲目的で土地建物を買い受けた不動産業者が、本件土地に隣地所有者と共有共用の排水管及び浄化槽が埋設されているとして、売主に対して、瑕疵担保責任又は信義則上の告知義務違反に基づく損害賠償を求めた事案において、売主の瑕疵担保責任が認定された事例
RETIO 63-046
57 H15.9.25 東京高裁 大雨のとき容易に冠水し宅地として使用することができないことは隠れたる瑕疵にあたる、また、売買契約の際売主業者がその説明を怠ったことは債務不履行(説明義務違反)に当たる等と主張して、建売住宅の購入者が売主に対し損害賠償を請求した事案において、冠水しやすいという宅地の性状は民法第570条の隠れたる瑕疵に当たらず、また、売主たる宅建業者の説明義務の対象とはならないとしてその請求を棄却した事例
RETIO 60-032
58 H15.5.16 東京地裁 地中にコンクリートがら等の埋設物が存在していた土地の売買につき、売主の瑕疵担保責任及び説明義務違反による債務不履行責任が認められるとともに、売買契約における「買主の本物件の利用を阻害する地中障害の存在が判明した場合、これを取り除くための費用は買主の負担とする。」との特約が、売主の重過失を理由に効力が生じないとされた事例
RETIO 59-072
59 H15.4.10 東京地裁 新築マンションの買主が、その購入した一階部分に毎年のように浸水被害が発生するとして、建築主兼売主である不動産業者に対してした瑕疵担保責任に基づく契約解除が認められ、マンション購入関連費用や修補費用の他に、慰謝料等の損害賠償請求が認容されたが、瑕疵あるマンションを設計・監理した業者の不法行為責任は否定され買主の損害賠償請求が棄却された事例
RETIO 61-086
60 H15.3.31 釧路地裁 土地付建物売買で、重要事項説明書上公道とされている道路が公道でなく、排水性能の問題により冠水、床下浸水被害が発生し、建物不同沈下も見られる場合に、売主業者の瑕疵担保責任及び不法行為責任、建築士の不法行為責任が認められた事例
取判 74-75
61 H14.9.27 東京地裁 分譲マンション建築目的で購入した土地の地中より、マンション建築を妨げるコンクリート基礎やオイルタンクの残骸等及び環境基準に抵触しないものの現場全体でオイル類に汚染された土壌が発見されたことは瑕疵であるとして、買主の売主に対する瑕疵担保責任に基づく損害賠償請求が認められた事例
RETIO 56-043
62 H14.3.14 前橋地裁 建物所有目的の土地が、市道新設用地として買収され、代替地として買い受けた土地上に木造建物を新築した買主が、その後当該土地の不同沈下を発見したため、市に対して、地盤補修工事費用及び慰謝料を請求した事案において、市は事前地質調査を十分に行い、その結果を買主に説明すべき信義則上の義務を尽くさなかったとしてその請求が認められた事例
RETIO 54-072
63 H13.2.14 大阪地裁 売主から土地建物を購入した買主一家が、同じ売主が所有する隣のがけ地の土砂崩れによって死亡し、買主の遺族が売主に対し損害賠償を求めて争った事案において、売主の行ったがけ地の防災工事は最低限の安全性も確保されておらず、売主は事故の発生を防止すべき注意義務を怠った過失があるとして、不法行為責任に基づく損害賠償を命じた事例
RETIO 49-079
64 H12.10.25 仙台高裁 分譲宅地の買主が、購入後発生した地震により、宅地及び住居に被害を受けたのは、宅地の瑕疵によるものであるとして、売主(地方公共団体)に対し、損害賠償を請求した事案において、一審は、買主の請求を棄却したが、控訴審は、売主の瑕疵担保責任を認め、損害賠償を命じた事例
(第一審 H8.6.11 仙台地裁 RETIO40-78)

RETIO 53-066
65 H12.7.26 神戸地裁 購入する土地の建物敷地部分への公道からの進入路の幅員について売主が説明義務違反を負うとしつつ、売買契約前に実地検分をしたこと及び物件説明書を読んだことにより買主が確認可能であったとして、売主の説明義務違反が認められなかった事例
取判 36-37
66 H10.11.26 東京地裁 中高層マンション建築用地として土地の売買契約が締結された場合において、マンション建築の支障となる地中障害物が存在したときは、隠れたる瑕疵があるとして、売主に対し、同障害物の撤去費用相当額の支払いを命じた事例
RETIO 44-053
67 H10.11.20 秋田地裁 売主業者が地下に堆積したごみの存在を知りながら、これを除去することなく、宅地に造成して、分譲し、不等沈下が生じた事案について、売主業者に不法行為責任があるとしたが、県知事の工事完了検査等については、過失がないとして、その責任を否定した事例
RETIO 46-084
68 H10.10.5 東京地裁 売買の対象となった土地の地中にコンクリート塊等の産業廃棄物のあったことが隠れた瑕疵に当たるか否か、買主が商法526条の目的物検査及び通知の義務を履行したか否か争われた事案において、当該産業廃棄物のあったことは隠れた瑕疵に当たり、買主は通知義務を履行しているとして、買主の損害賠償請求を認容した事例
RETIO 49-077
69 H9.10.17 東京地裁 売買した土地に水資源開発公団の導水管があったため、買主が、同公団と地上権設定契約を締結し、導水管の存在は隠れたる瑕疵である等として売主業者に対し損害賠償を求めた事案において、導水管の存在は隠れたる瑕疵であるが損害の立証がないとし、また、他の土地からの下水管の存在は瑕疵にあたらないとして、買主の売主業者に対する損害賠償請求が棄却された事例
RETIO 42-049
70 H9.5.29 東京地裁 マンション用地の業者間売買において、引渡し後に発見された地下室を伴う基礎が、売買契約時に当事者間で合意された地中障害に関する担保責任免除特約には該当しないとして、その損害賠償が、売買代金額から瑕疵ある目的物の客観的取引価格を控除した残額の範囲で認められた事例
RETIO 40-076
71 H8.6.11 仙台地裁 造成宅地の耐震性に関し、過去の経験から予測し得る震度5程度の地震には耐え得る強度を有し、造成宅地の技術水準に適合したものについては瑕疵は認められないとして、売主である市の瑕疵担保責任を否定した事例
(控訴審 H12.10.25 仙台高裁 一部変更、一部控訴棄却 RETIO53-66)

RETIO 40-078
72 H7.12.8 東京地裁 代替地として買い受けた土地に松くい等の埋設物が存することは「隠れたる瑕疵」にあたるとして、買主が埋設物撤去費用の損害賠償を請求した事案において、当該埋設物は隠れたる瑕疵にあたるとしたが、本件契約中に瑕疵担保責任免除特約の合意の成立が認められるとして買主の請求を棄却した事案
RETIO 36-053
73 H3.4.2 最高裁 購入した借地権付建物につき、土地の擁壁が崩落する危険がある等の欠陥があったことから売主に対し契約解除等を請求した事案において、土地欠缺は土地貸主に修繕請求等すべきものであり、借地権の権利の瑕疵ではないとしてその請求を棄却した事例
RETIO 20-024
RETIO (一財)不動産適正取引推進機構 機関誌
取判 最新・不動産取引の判例 (一財)不動産適正取引推進機構
その他の裁判例 不動産取引の紛争と裁判例(増補版)