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RETIO判例検索システム

売買に関する紛争 - (2)瑕疵・その他 - その他 該当件数 22件

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No. 判決日 裁判所名 概要 RETIO
1 R3.12.23 東京地裁 投資セミナーに参加した買主が、売主業者らの共謀により、本来不動産投資に利用することができない住宅ローン契約を利用できるものと誤信させられ、売買契約を締結させられたとした損害賠償請求について、一部不動産業者に不法行為が認められた事例。
RETIO 128-148
2 R3.9.29 東京地裁 区分所有建物の売買に際し、修繕積立金、管理規約等に関し誤った説明をした、売主業者、媒介業者らに共同不法行為責任があるとして、買主の売買契約及び媒介契約の錯誤無効、並びに契約費用等の損害賠償請求が認められた事例。
RETIO 127-150
3 R1.9.26 東京高裁 売主宅建業者から投資用マンション2室を購入した買主が、売主に違法な勧誘行為があったとして損害賠償請求した事案において、その請求が一部認容された事例
RETIO 118-102
4 R1.7.16 東京地裁 原野商法の被害者が、宅地建物取引士に対し、宅建業者と共謀して、詐欺行為を行ったなどとして、共同不法行為に基づき、損害金の支払を求めた事案において、宅地建物取引士に詐欺行為への関与は認められないが、名義貸しにより宅建業者の詐欺行為を幇助したとして、その請求を認めた事例。
RETIO 125-152
5 H31.4.9 熊本地裁 占有者の法律生活上の利益に弊害が生ずることの防止がされていない事情のもと、業として、占有権限について紛争がある不動産を、所有者の利益を図る目的で買い受け、占有者に明渡しや賃料相当の損害金を請求することは、弁護士法第73条に違反し権利の濫用として認められないとされた事例。
RETIO 121-162
6 H30.12.4 東京地裁 家庭菜園目的に売主業者の分譲地を購入したが、造成は一部しかされず、そもそも土地の造成が規制された土地であったことから、買主が売買契約の詐欺取消しを主張した事案において、売主には買主に対する欺罔行為があり、買主の売買契約の詐欺取消しは有効として、売主に売買代金及び諸費用の買主への返還を命じた事例
RETIO 116-122
7 H30.3.29 東京地裁 売主に成りすました者と売買契約を締結し、手付金を詐取された買主が、媒介業者に対して、媒介契約上の善管注意義務違反を理由に損害賠償を請求した事案において、その請求が一部過失相殺の上認められた事例
RETIO 115-126
8 H29.9.29 東京地裁 買主が、所有権を取得できなくなる可能性が極めて高いことを秘して売却したとして、主位的に、売主と元売主に詐欺による共同不法行為に基づく売買代金相当額等の支払いを求めるとともに、予備的に、元売主に信義則上の告知義務違反による共同不法行為等に基づく売買代金相当額等の支払を求めた事案において、買主の請求が認容された事例
RETIO 111-68
9 H29.9.4 東京地裁 外国人が代表者である不動産投資会社が、不動産の購入に際し、媒介業者が合意した法人設立登記の手配、契約関係書類の翻訳・提供等を行なわなかったとして損害賠償を請求した事案において、媒介業者の対応に合意違反は認められないとしてその請求を棄却し、媒介報酬を求める媒介業者の反訴請求を認めた事例
RETIO 110-118
10 H29.3.28 東京地裁 原野商法詐欺を行った者に対し、業務提携として、商号使用を許諾し、実印及び印鑑証明書を預託していた、宅地建物取引業者及びその代表者の名義貸し責任による、原野商法詐欺被害者に対する損害賠償責任が、認められた事例
RETIO 114-112
11 H29.3.24 東京地裁 新築マンションの買主が、リビング・ダイニングの一部にパンフレットに記載されている床暖房の設置がなかったとして、債務不履行又は不法行為を主張して、売主業者に設置費用相当額、慰謝料等を請求したところ、売主業者の説明義務違反は認められたが、損害額については大幅に縮減されて認められた事例。
RETIO 120-150
12 H29.1.17 東京地裁 買主が、借地権付建物を購入するに当たり、仲介業者が、売買契約前の賃借権譲渡承諾に関する調査を怠り、また、他買主との同建物売買を仲介したという誠実義務違反によって損害を被ったとして、仲介業者に債務不履行及び不法行為に基づき、損害賠償を請求した事案において、賃借権譲渡承諾の審査は売買契約後とされていたこと、また、特約に基づく売買契約解除により、当然、媒介契約も終了したとして、請求が棄却された事例
RETIO 110-120
13 H24.4.12 東京地裁 土地の購入者が、測量会社が作成した測量図を信じて購入したところ、隣地との境界について訴訟を起こされ、測量図に記載された境界が否定されて損害を被ったと主張し、測量会社及びその代表者である土地家屋調査士の共同不法行為(民法709条、719条)に基づく損害賠償を求めた事案において、損害賠償請求が棄却された事例
RETIO 88-106
14 H24.3.27 東京地裁 不動産投資を勧められて2件の不動産を購入した原告が、重要事項の不告知、断定的判断の提供等をされたと主張し、売買契約取消しなどを求めた事案において、被告は、客観的な市場価格を提示しておらず、非現実的なシミュレーションを提示し、月々の返済が小遣い程度で賄えると誤信させるなど、消費者契約法にいう重要事項について不利益となる事実を故意に告げなかったため、そのような事実が存在しないと誤認し、契約を締結したものであるから、同法4条による取消しが認められるとした事例
RETIO 87-086
15 H23.4.14 東京地裁 買主Yとの間で業務委託契約を締結した仲介業者Xが、Yが協定書に違反したとして、約定の違約金及び弁護士費用の支払いを求めた事案において、本件協定書は、Yが信託受益権の購入資金を用意できなかった場合には違約金を支払う内容であり、XY間に、銀行融資特約について合意の形成はないとして、違約金の請求を認めたものの、弁護士費用については因果関係を認めず、請求を一部認容した事例
RETIO 86-082
16 H23.4.7 広島高裁 区画整理事業地内の土地の売買において、買主が、売主業者は賦課金の発生可能性についての説明を怠った、などと主張して損害賠償請求を行った事案において、原審では時効により請求が棄却されたが、控訴審においては消滅時効の起算点は引渡し時ではなく賦課金通知書が到達した時点であるとして、賦課金相当額が損害賠償として認められた事例
RETIO 86-074
17 H23.3.9 東京高裁 不動産仲介業者と買主との間で、不動産の持分2分の1の売買の媒介契約が成立したが、媒介手数料の支払いに係る報酬合意が存在しない場合に商法512条(報酬請求権)に基づく相当報酬の額が争われた事案において、不動産の持分2分の1に係る媒介手数料について、既に支払われた当該不動産の残余の持分2分の1に係る媒介手数料と同額と算定するのが相当であるとした事例(最高裁 平23年11月8日判決 上告棄却・上告不受理決定)
RETIO 86-084
18 H21.12.28 東京地裁 収益物件の売買において、買主が賃貸の可能性が全くないという隠れた瑕疵があるとして売主業者に対し損害賠償を求めた事案において、売買の前提となった賃料収入は全く得られていないことから、建物の価値に関して隠れた瑕疵があったとした事例
RETIO 82-164
19 H21.12.11 東京地裁 信託受益権売買契約の目的物である建物に法律上の瑕疵があったとして、表明保証条項違反に基づき損害賠償を求めた事案において、売買契約が締結された当時、10室については事務所として利用されているという使用目的違反があり、この点において物件概要書の記載は真実に反していたのであるから、売主は表明保証違反に基づく損害賠償を負うとし、その是正に要する費用相当額及びその違反により減免を受けられなかった税額相当額が使用目的違反と相当因果関係のある損害であるとして請求の一部が認容された事例
RETIO 79-088
20 H16.11.2 東京地裁 投資家が購入した不動産小口化持分を信託銀行に信託する投資スキームにおいて、地価下落により、信託期間中の配当と信託終了後の売却分配金が小口化持分の購入価格を大幅に下回った場合に、信託銀行の責任が認められなかった事例
取判 56-57
21 H13.5.28 札幌地裁 道住宅供給公社には後発購入者に対して値下げ、販売を行わないという信義則上の義務はないが、マンションの居住環境形成の特質にかんがみ、暴力団関係者や不法入居者への販売を回避するための方策を講ずる付随的義務があるとされた事例
取判 87
22 H5.4.26 東京地裁 マンション分譲業者が売れ残り住戸を値引き販売したため、転売に際し損害を被ったとした、買主(不動産業者)のマンション分譲業者に対する損害賠償請求が認められなかった事例
(RETIO25-14)

RETIO 25-011
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取判 最新・不動産取引の判例 (一財)不動産適正取引推進機構
その他の裁判例 不動産取引の紛争と裁判例(増補版)