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RETIO判例検索システム

建物賃貸借に関する紛争 - (1)契約 - 自力救済・貸室立入 該当件数 15件

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No. 判決日 裁判所名 概要 RETIO
1 H30.3.22 東京地裁 賃貸人が、賃料滞納を理由に、賃借人らの賃貸建物への立入りを不可能にし、また、賃借人らの家財道具一式を撤去及び処分したことにより、賃借人らが、賃貸人に対し不法行為に基づく損害賠償を求めたのに対し、賃貸人が未払賃料の支払いを求めた事案において、賃借人らの請求を認容し、賃貸人に170万円強の支払いを命じた事例
RETIO 119-158
2 H26.11.27 東京地裁 マンション一室の賃貸借契約につき、貸主が鍵を取替えた行為が自力救済にあたり、鍵交換以降賃借人は賃料支払義務を負わないとして、賃料保証会社が借主の未払賃料の保証履行を拒絶した事案において、同行為は警察の要請により行われたものであり、かつ賃借 人がいつでも使用できるよう配慮されていることから、自力救済には当たらないとして、貸主の保証債務履行請求を認めた事例。
RETIO 105-102
3 H25.10.17 大阪地裁 居住用賃貸マンションの借主が、家賃を滞納したところ、貸主及び保証会社から追い出し行為を受けたため、貸主及び保証会社に対して財産的損害及び精神的損害を被ったとして、民法709条等に基づいて、損害賠償請求を行った事案において、損害賠償請求の一部が認容された事例
RETIO 96-130
4 H24.9.7 東京地裁 賃貸借契約上の賃料債務を連帯保証している保証会社が居室の鍵を付け替えるなどして賃借人の占有を排除し、居室内に立ち入り、居室内にあった賃借人所有物品を撤去処分した行為は不法行為に当たるなどとして損害賠償を求めた事案において、保証会社は賃借人に対して退去等を求めることができる立場にないとして、保証会社の不法行為責任が認められるとともに、保証会社の代表取締役の任務懈怠責任も肯定された事例
RETIO 89-084
5 H24.3.9 東京地裁 家賃を延滞した賃借人が、賃貸住宅管理会社から退去を強制され、家財等も置き去りにしたまま追い出されたと主張して、不法行為による損害賠償を請求した事案において、転居先も決まっていない賃借人に対し、退去することを求め、家財等を置いたまま退去せざるを得なくしたのであるから、退去を強制したもので、これは違法行為である、また家財等を返還することなく処分した行為は、財産権を侵害するもので、不法行為に該当するとして、請求の一部を認容した事例
RETIO 89-086
6 H23.2.21 東京地裁 マンションの一室を賃借した原告が、家賃を滞納したことを契機に仕事先の同僚で家賃保証をした被告保証人により荷物が搬出され強制退去させられたことから、保証人、仲介業者、家賃保証会社及び貸主会社に対し、損害賠償を請求した事案において、保証人が原告の制止を無視して家財道具等を搬出・処分して強制退去を行った行為は不法行為を構成すること、強制退去の際に保証人が振るった暴力は過剰防衛に当たるとして、保証人に対する請求を一部認容した事
RETIO 84-122
7 H22.10.15 東京地裁 アパートの一室を賃借していた借主が長期不在中、管理会社によって、家財等を処分され、鍵を付け替えられたとして、借主が管理会社に対し不法行為に基づく損害賠償請求等を請求した事案において、管理会社の行為は違法な自力救済であるとして、借主の請求を一部認容した事例
RETIO 81-098
8 H21.12.22 姫路簡裁 賃料滞納を理由に建物の管理会社がドアの鍵部分にカバーを掛けたため、賃借人が自宅に入ることができなくなったとして、民法709条に基づき慰謝料、逸失利益等の賠償を管理会社と賃貸人に請求した事案において、賃借人の損害賠償請求が一部認められた事例
RETIO 79-112
9 H21.5.22 大阪簡裁 賃借人が、賃貸人が賃借人の賃料未払いを理由に玄関の鍵を取替えたという不法行為によって損害を被ったとして、民法709条に基づき、慰謝料、逸失利益の賠償等を請求した事案において、賃借人の損害賠償請求が認められた事例
RETIO 77-120
10 H19.3.30 大阪地裁 居住用建物賃貸借において、賃貸人の代表者が貸室のクーラーを修理するために賃借人に無断立入りしたことについて、賃借人が賃貸借契約を解除するとともに無断立入りが債務不履行ないし不法行為に当たるとして慰謝料等を請求し、併せて保証金40万に対し敷引金25万円は消費者契約法10条により無効であるとしてその返還を求めた事案において、賃借人による契約解除は否定され、慰謝料請求の一部及び敷金返還請求の一部が認められた事例
RETIO 73-200
11 H18.5.30 東京地裁 マンションの1室の賃貸借契約において「賃借人が賃料を滞納した場合、賃貸人は、賃借人の承諾を得ずに建物に立ち入り、適当な処置をとることができる」旨の特約は、公序良俗に反して無効であるとして争われた事案において、賃貸人から委任を受けたマンションの管理会社が賃料を滞納した賃借人の部屋に立入る等したことが不法行為にあたるとされた事例
RETIO 68-066
12 H18.5.30 東京地裁 マンションの管理会社に無断で部屋に立入られたとして、賃借人が損害賠償を求めた事案において、本件立入り等は、通常の権利行使の範囲を超えて、賃料の支払や退去を強制することが許される特別な事情があるとはいえないとして、賃借人の請求が認容された事例
RETIO 67-096
13 H16.6.2 東京地裁 賃貸人が、賃借人の賃料不払いを理由に建物賃貸借契約を解除した後に、建物の鍵を交換した事案について、違法な自力救済として不法行為が成立するとしたものの、賃借人に損害が生じたとはいえないとして、賃借人の損害賠償請求が棄却された事例
RETIO 63-042
14 H11.12.24 札幌地裁 賃貸マンションの管理会社が、賃借人の賃料不払に対抗して、賃貸借契約中の自力救済条項を根拠に、管理会社の従業員をして、本件居室内に侵入させたり、本件居室の錠を取り替えたりさせたことが、賃借人に対する不法行為にあたるとして損害賠償を命じた事例
RETIO 49-084
15 S62.3.13 東京地裁 貸事務所・倉庫の賃借人の家賃延滞に対して、賃貸人が貸室に家賃の支払いや立退きを求めるはり紙をし、鍵を取り替え、賃借人の備品等を搬出した行為について、当該行為は違法なものとまでいうことはできないとして賃借人の損害賠償請求が棄却された事例
RETIO 10-019
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