不動産売買の手引(令和3年度版)
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[現地でのチェックリスト]このリストを参考にチェックしてみてください□敷地や建物は?建物の位置・地形・地盤・境界・電柱の位置・構造・間取りなど□道路は?幅員・舗装の状態など□交通は?通勤・通学のルート、所要時間など□住環境は?日照(方位)通風(隣接建物など)・交通騒音・振動・臭気・ばい煙・隣接地の建築計画など□日常生活は?買物・病院・公共施設・ゴミ処理など□給排水施設は?上下水道・ガス供給設備など既存住宅は次の項目も□建物の外部は?基礎や外壁のクラック・傷み具合・補修の状況など□建物の内部は?建具・床・内装等の状態・雨もりシロアリ害など□付帯設備は?設備の状態・庭木・庭石など売買対象物の確認など□擁壁は?構造・高さ・クラックなど□門・塀等は?仕様・傷み具合など□車庫は?大きさ・形状・使い勝手など□境界は?境界標の有無など*現地には、広告・地図・巻尺・方位磁石・カメラ・メモ用紙などを持っていくとよいでしょう。*防災情報についても、行政より公開されているハザードマップで確認をしておきましょう。4現地調査・確認のポイント物件について、宅建業者からいろいろな説明を受けると思います。納得のいくまで説明を求め、その上で自分の目と足で確かめることが大切です。次のことに注意しながら確認しましょう。①通常の交通機関を使って行く自分の足で最寄駅やバス停を確認しながら、現地に行きましょう。車に乗ったのでは、交通の便や現地までの実際の所要時間がわかりません。駅・バス停等から現地までの「徒歩○分」の表示は、道路距離80mを1分で計算しています。実際に何分かかるのか確認してください。歩くと商店街の様子や街並みも確認できます。車の中からでは見えないものにも気づくでしょう。②現地には二度以上行く現地や周辺の状況は、曜日・時間・天候等によっても違います。雨の降る日や休日以外の日にも現地に行きたいものです。③近所や地元の人にもいろいろ聞いてみる夜間の交通・商店街の営業時間・建物の評判など、その土地に住んでいる人に聞くといろいろな情報が得られるはずです。④たくさんの人と一緒に行く家族やアドバイスしてくれる人など、たくさんの人と一緒に行くと、ひとりでは気づかないことを発見できるでしょう。売主等が居住中の物件を見るときには、見学の前に挨拶をすることはもちろんのことですが、写真撮影をするときは必ず了解を得るなど、ルールを守って居住者の方に不愉快な思いを与えることがないように、気をつけて見学させてもらいましょう。11

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