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判例紹介

ここでは、機関誌「RETIO」に掲載された判例を紹介します。

RETIO No.87 2012.10

< 売買に関するもの >
1 消費者契約法による取消し
買主は、売主業者の不利益事実の不告知により「誤認」して契約したものであるとして、契約の取消しを認めた事例

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2 土壌汚染と不作為の不法行為
市によってなされた廃棄物の搬入が原因であるとして土壌汚染の損害賠償を求めたところ、市は先行行為に基づく作為義務を負っていないとして請求が棄却された事例

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3 代金の履行遅滞
買主に代金債務の履行遅滞があるとして、売主による違約金請求が認められ、買主の反訴請求が棄却された事例

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4 媒介報酬請求
融資特約解除の合意について媒介業者に欺罔行為はなく、錯誤もないとして媒介報酬の支払を命じた事例

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< 賃貸借に関するもの >
5 更新料不払による明渡請求
貸主による借主の更新料の不払いを理由とする建物の明渡し請求及び借主による反訴がいずれも棄却された事例

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6 事業用物件の原状回復義務
建物の下屋を撤去した借主の貸主に対する撤去代金相当額についての不当利得返還請求が棄却された事例

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7 賃貸借契約解除と損害賠償請求
下水管等からの悪臭発生により契約解除した賃借人の損害賠償請求が棄却された事例

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8 通常損耗補修特約
通常損耗補修特約の明確な合意の成立および原状回復費用支払義務を否認し、敷金全額の返還を認めた事例

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9 賃料減額請求と賃料支払
賃貸人が賃料減額に応じないことをもって賃借人の賃料不払を正当化することはできず、信頼関係破壊となり得るとして、契約解除が認められた事例

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10 建物明渡の正当事由
建物が古く震度.6 強程度の地震でも倒壊の危険があり、安全確保の見地から取り壊す必要性が高いと認められ、立退料の支払によって建物の明渡しの正当事由が認められた事例

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< 宅建業法その他 >
11 耐震偽装
耐震強度が不足しているマンションの設計を行った設計者及び設計事務所並びに建築確認済証を交付した指定確認検査機関に対する損害賠償請求が認められた事例

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12 建物の基本的な安全性
「建物としての基本的な安全性を損なう瑕疵」に該当し、かつ、施工業者等に故意過失が認められる瑕疵を認定した事例

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< 宅建業法その他 >
13 専有部分の使用禁止
所有権に基づく妨害排除請求として、建物部分の通路の使用禁止が認められた事例

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14 別荘地の管理費滞納
別荘地の開発分譲会社から管理業務を引継いだ更生会社の管財人による別荘地所有者に対する滞納管理費請求が認容された事例

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15 破産者への求償請求
破産財団から放棄された区分所有建物に発生した費用について、買受人から破産者への求償請求が認められた事例

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16 境界確定
公図上に記載された土地に係る境界確定の訴えが認められた事例

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17 騒音問題と名誉棄損
受忍限度を超える騒音の発生は認められず、執拗な苦情申し立て等は名誉感情を侵害すると認めた事例

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18 設計図書等の交付義務
マンション管理適正化法施行規則102 条に規定する図書として、標準仕様書の交付請求を認めた事例

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