不動産売買の手引(令和3年度版)
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契約書内容確認の主なポイント特に、重要な事項、トラブルになりやすい事項について、契約の前に再度確認をします。○契約の重要な事項について、合意した内容と間違いがないか確認します。目的物の表示、売買金額、代金支払い期日、引渡日、違約金の予定額・・・など○引渡日までに行う義務*について、確認をします。「売主は隣地の境界承諾書を買主に交付する。」、「買主は金融機関より融資を得て売買代金を用意する。」・・・など*引渡日までに行うとした義務が万一履行できなかった場合、契約の債務不履行となります。履行できない可能性がある場合には、その場合の対応を契約書に定めておきます。○契約の解除方法について、確認をします。(33~36頁参照)・手付解除ができる期間、ローン解除を行うことができる期間・・・など○売主・買主がそれぞれ分担するリスクの確認をします。(39~42頁、63~68頁参照)・売主が契約不適合の担保責任を負う期間、売主より明示され、買主がその負担を負うとした故障・欠陥等の内容・・・などなつ印は自分で!口約束をしない!内容をよく確認して!契約は慎重に!!契約書ここに印鑑を29

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