不動産売買の手引(令和3年度版)
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4.私道負担等に関する事項前面道路が私道の場合は、持分があるかどうか、使用制限がないかどうか等について十分な確認が必要です。例えば、「人の通行は認めるが、車の通行は認めない」のような使用の制限を受ける場合もあります。私道負担等の有無有・無1.対象不動産に含まれる私道に関する負担等の内容負担面積m2(持分/)負担金円建築基準法第42条2項等により後退(セットバック)する部分の面積約5.0m2備考道路とみなされるセットバック部分は、建物の敷地として算入することができません。また、セットバック部分には建築物を建築することはもちろん門・塀等も築造することはできません。5.飲用水・ガス・電気の供給施設及び排水施設の整備状況直ちに利用可能な施設配管等の状況整備予定・負担予定金飲用水公営・私営・井戸前面道路50mm敷地内配管13mm有・無円ガス都市ガス・プロパン(集中・個別)前面道路mm有・無未定円プロパンガスの宅地内配管設備等の所有権はプロパンガス販売業者に(有・無)電気○○電力(株)有・無円汚水公共下水・浄化槽・汲取式私設管利用有(備考3参照)浄化槽施設の必要(有・無・既設)有・無円雑排水公共下水・浄化槽・側溝等・浸透式有・無円雨水公共下水・側溝等・浸透式有・無円備考1.水道管は現状13mm管で引き込まれており、建替え・増改築等を行う場合には、容量不足により引込管の取替えが必要となります。この場合の取替え費用は買主負担となります。2.ガスについては、○年○月頃、南側接面道路に都市ガス管が埋設される予定です。なお、負担金等については未定です。3.汚水は敷地内汚水桝から私設管を経由して公共下水道に流入しています(管理者:○○町会、管理料金○○円/年)。配管等の状況等の概略図 上水道管 下水道管 私設管 N6.宅地造成又は建物建築の工事完了時における形状、構造等(未完成物件のとき)宅地形状及び構造宅地に接する道路の幅員及び構造建物形状及び構造主要構造部、内装及び外装の構造・仕上設備の設置及び構造設置する設備構造給排水・ガス等の設備管に関するトラブルは多いので、しっかり確認します。52

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