住宅賃貸借(借家)契約の手引(令和3年度版)
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○間取り図面と実際の広さが違う。部屋を見ないで契約をし、入居してから部屋の広さが図面と違うことがわかり、家具が入らない等のトラブルになることがあります。6畳と表示されていても、4.5畳程度の広さしかなかったなど…事前に借りる部屋を確認していれば、防げるトラブルですね。○下の階に騒音を発生させる印刷会社が借りていた。日曜日に部屋を見たために、騒音を発生させる印刷会社であることに気がつかなかったということです。このケースも、注意すれば事前に確認できることですね。☆部屋を見ないで契約するとこんなトラブルが…☆4物件(借家)探し多くの情報があふれていますが、自分の希望条件にあった物件を探すことは容易なことではありません。長い期間を過ごす生活の拠点になるわけですから、契約をしてから後悔することがないようにしましょう。☆物件の情報は……宅建業者の物件案内書・賃貸情報誌新聞広告・インターネット(不動産ジャパン27頁参照等)など☆チラシ等の広告には、十分目を通しましょう。☆広告だけで判断しないで、必ず現地で物件を確認しましょう。☆極端に賃料が安い等の物件には、必ず理由があるはずです。“慎重に!”現地の確認……現地と部屋の確認を必ずしましょう。現地や部屋を見ずに契約することはやめましょう。現地を見る時間帯や曜日を変えてみることも大事なことです。時間帯や曜日によって環境が変わることがあります。物件の内見……間取り図面との照合(広さ・使い勝手等の確認)通風・日照(方位)設備の整備状況(エアコン・給湯器・ガスコンロ・照明器具等)共用部分の管理の状況事務所や店舗が同居していませんか…etc交通・環境……最寄駅からの所要時間・交通量(渋滞は?)騒音・ばい煙etc周辺の建物・工場などの諸施設etc利便施設等……学校・病院・官公庁・スーパーetc物件(借家)探しと物件の確認☆現地や部屋を見ないで契約することはやめましょう。トラブルの原因をみずから作ることになります。7

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