住宅賃貸借(借家)契約の手引(令和3年度版)
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汚れは… キズは… カギをお返ししますたしかに受け取りました※カギは全て 返しましょう!99-1明渡し全ての荷物を搬出後、清掃のうえ、明渡しを行ないます。ゴミ等の残置物がないようにしましょう。そのうえで、貸主・借主・業者三者が立会い、入居時に確認した「入・退去時の確認チェックリスト」に基づいて、入居中に借主が壊し汚した箇所があるか、あればその範囲はどの程度かについて確認をしましょう。カギは、借主が作成した合カギがあればそれも含めて、すべて返却しておきましょう。貸主側の立会いができない場合は、(入居時と同様)借主はチェックリストを作成し、退去時の写真を撮影(日付入り)しておくと良いでしょう。敷金は、借主に借主の負担となる原状回復費用等の債務がある場合、後日、貸主より見積書等が提示され精算することになります。契約の終了と明渡し借主は契約の終了により貸主にカギを返還し、部屋の明渡しをします。それとともに、預けてある敷金の精算を行うことになります。敷金は、家賃の滞納や精算されるべき債務等がなければ、返してもらえます。しかし、借主の不注意等による損傷・破損などの修復義務がある場合には、修復に要する金額が確定した時点で精算されることになります。(その場合、精算までには相応の日数がかかるようですので、目安を確認しておきましょう。)22

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