ここでは、機関誌「RETIO」に掲載された判例を紹介します。
RETIO No.128 2023.冬
< 売買に関するもの > | |
1 マンション駐車場の説明義務 分譲マンションの売主に、所有自動車が駐車場に駐車可能である確認を得たとする買主の主張が否認された事例 | ![]() 220KB |
2 外国人との取引 重説を外国語で行う法的義務は認められないとして、日本語を理解しない外国人買主の訴えを棄却した事例 | ![]() 211KB |
3 隣地との紛争 前所有者との境界合意を覆した隣地所有者に対する土地売主による売買代金減額分相当の損害賠償請求が認容された事例 | ![]() 234KB |
4 査定価格の説明 媒介業者が価格の修正を行わず安価で売却させられたとした売主による損害賠償請求が棄却された事例 | ![]() 199KB |
5 専任媒介契約の自動更新条項 専任媒介契約の自動更新条項は、宅建業法第34条の2が定める有効期間の規定の潜脱であり無効とされた事例 | ![]() 212KB |
6 複数物件の一括売却 複数物件を一括売却できると誤信させ、一部のみを不当に安く売却させられたとする売主の主張が認められた事例 | ![]() 245KB |
7 投資物件への住宅ローン利用 買主に住宅ローンでの投資物件購入を誤信させたとして不動産業者への不法行為による損害賠償請求が認められた事例 | ![]() 220KB |
< 賃貸借に関するもの > | |
8 借主要望の不伝達 賃貸借契約の前提条件となる借主の要望を貸主に伝えなかった媒介業者に不法行為責任が認められた事例 | ![]() 218KB |
9 目的使用・媒介責任 排気能力不足について、賃貸人には使用収益させる義務違反、媒介業者には説明義務違反があるとする賃借人の請求が棄却された事例 | ![]() 218KB |
10 媒介業者の調査説明義務 建物調査を行わず媒介を行い隣室がゴミ屋敷状態である説明をしなかった媒介業者に不法行為責任が認められた事例 | ![]() 230KB |
11 ハウスクリーニング特約 ハウスクリーニング特約は有効と認められ、また、貸主は借主に実施した報告をする義務はないとした事例 | ![]() 202KB |
< その他 > | |
12 上水道工事等承諾請求 上水道についても下水道法を類推適用して他人の土地に給水設備を設置することや他人の土地を使用することが認められた事例 | ![]() 249KB |
13 相隣関係・日影 隣地建物により日照権を侵害されたとする戸建住宅居住者の損害賠償請求が棄却された事例 | ![]() 236KB |